ヌクヌク横濱物語

第32話 ヌクヌクの迷子捜し

「小春日和のいい天気ヌク」「ヌクヌクく~ん」
「あ、シューマイ屋のお姉さんヌク!」「久しぶり~!」「ワン!ワン!」
「あれ?この子は?」「実は最近、保護犬の施設からひきとったの。」
「名前はカイ君...あ!」「パクッ!」
「こらっ!拾い食いはダメ!」「ペッ」
「むかっ!」
「あ!大変!」「カイ君が脱走したヌク!」
30分後「カイく~ん」「カイ~」「どこだヌク~」
「私がカイから信頼してもらえる飼い主じゃないから、こんな事に...」「大丈夫だヌク。きっと見つかるヌク。」
その頃...「もう帰らないぞ。やっぱりぼくはよそ者なんだ。プンプン」
「あ!ボールだ!」
「やった!キャッチしたぞ!」
「お姉ちゃん、見て見て!ボールだよ!」
しーん。ぽとっ
「あ!ボールが!?」「苦手な階段の下に!」コロコロ
「いつもなら...」「大丈夫よ。抱っこして階段下りるから。」
つるっ「あ!しまった!!」
「きゃっ」ゴロゴロ、ドスン!
「痛い...ぐっすんお姉ちゃん...」
「カイ君いい子♪」「カイ君ご飯だよ」
「カイ君は大切な家族だよ」「ぼくの家族...お姉ちゃん」「クーンクーン」
ハッ「カイ君!」「お姉さ~んここにいたヌク!」
「カイ君!」バタバタ
「見つかってよかった!」「ワン!ワン!」「お姉さんすごく心配して...」
「あれっ!」
「2人の心の絆がしっかり見えるヌク。」「もうすっかり本物の家族になっているヌク。」おわり
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