ヌクヌク横濱物語

第31話 ヌクヌクはハムスターの妖精!?

「新作のファシー湯たんぽが届いたヌク!」「ワクワク」「今年もとっても可愛いヌク♪」
「待って~!ハムスターの妖精さ~ん!」「ん?」
「ハアハア」「ハムスターの妖精さん!お願いがあるの!」「え?ハムスター?」
「似てなくもないけど...でもボクの名前はヌクヌクくん。妖精じゃなくて、宇宙人だヌク。」
「え?宇宙人?ハムスターじゃないの?」
「ぐっすん」「オロオロ」「ど、どうしたヌク?理由を聞かせてヌク。」
「なるほどヌク。ハムスターのコロちゃんが最近、天国に逝ってしまったんだ...それは寂しいヌク。」「うん...」
「それでハムスターの妖精にお願いしようと思って...コロちゃんにもう一度会わせてって...」「ぐすっ...」
「コロちゃんは、私の大切な親友だったの。」「もう一度、温かくてフワフワのコロちゃんを抱っこしたい。」
「そうだ!」
「新作のぬいぐるみ湯たんぽをプレゼントするヌク!」「かわいい!」
「この湯たんぽを抱っこしながら、コロちゃんとの楽しかった時間を思い出してみたらいいヌク。」「コロちゃんに会えるかもしれないヌク。」「ありがとう、ヌクヌクくん!」
その日の夜。スヤスヤ。
「チューチュー」「はっ」
「コロちゃん!」「今までたくさん可愛がってくれてありがとう。」
「ぼくは、ずっと大好きなお姉ちゃんのココロの中にいるよ。」
「コロちゃんありがとう...」カラカラ
「ヌクヌクさんありがとう。」「グーガーグーガー」「ヌクヌクさん、ヌクヌクさん」全く起きる気配なし
翌朝
じ~
「ひまわりの種が3粒、枕もとに落ちていたヌク。」
「誰か、夜中にシューマイを食べたヌク?」「シューマイなら、グリンピースが落ちているヌク?」「じゃあ、柿の種を誰か食べたヌク?」ガヤガヤ「もう少し想像力を働かせてよ~しかも柿の種は、ピーナッツだし。」おわり
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