ヌクヌク横濱物語

第27話 遠くの親戚より近くのヌクヌク

町内掲示板「よし! 貼れたヌク!」「ばっちりだヌク!」
「何のポスターかね。」
「あ!いつもジョギングしている裏のおじいちゃん!」「ん?」
三信商会よりお知らせ、もしもの時こそご近所同士の声かけを!」
「なるほど。でも...」
「わしは日頃から水も食料も備蓄しているし、この通り元気で、何でも自分で出来るから大丈夫じゃよ。」
「まだまだ若い人には、負けんよ。」「.......」「じゃあな、ヌクヌクくん!」
数日後、ゴロゴロ
ピカッ「神奈川県内にて雷注意報が出ています。」「雷か...」
ドガーン!パッ「うわっ!落ちた!停電じゃっ!」
「懐中電灯は、確か...」ドン!
「うわっ」ズデーン
「しまった!持病の腰痛が.....」「いたた...」
「あれ?メガネは?」ピカッ
ドカーン「ひゃー出た~!」
コンコン「大丈夫ヌク?」「ん?」
「腰に湿布貼ったから、大丈夫ヌク。」「メガネもあったヌク。」
「じ~ん」
パッ「あ、点いた!」
「水や食料も大切だけど..... やっぱり、ご近所同士の声かけが一番の安心だな。」「おじいさん」
「遠くの親戚より近くの宇宙人だヌク。」「そりゃ、いいわ。」おわり
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