ヌクヌク横濱物語

第13話 ヌクヌクの見守り隊

「お姉さん、大変!大変!」
「え?ヌクヌクの宇宙船に誰かがいたずら?」「泥の塊がベッタリ付けられているんです。」「お姉さん、一緒に見に来てください!」
じゃーん!
月極駐車場に宇宙船がフツーに駐められている...」「谷澤社長が借りてくれたんです。」「時々、配達にも使っているので。」
「で、問題の泥の塊は?」「ほら、ドアの上に!」
ピッ...ピピピ...
ピピピ...?
ピー!ピー!
「うわ~でた~~!!」
「カワイー♪」あれ?ん?
「昔からツバメが巣を作ると縁起がいいと言われているのよ。」「そうなんですか!幸せのしるしなんですね。」
「じゃあ、ヒナの皆さんが無事に巣立つまで、ぼくたちが見守りしますね。」
「社長!ヌクヌクから電話で~す。」
谷澤社長「え?しばらく宇宙船で配達できない!?」「はい。幸せさんが先約なので。」
「幸せさんが先約?」なんのこっちゃ?、杉山部長「関わらないようにしよっと...」
そしてヌクヌクたちの見守りの日々が続き...。濡れたら大変だからね。落下防止のハンモックだよ。大きくなってきたヒナ達。
いよいよ巣立ちの日。「また来年も待っていますよ。」「さあ、出発よ」「ヌクヌクさん達、どうもありがとう!」
「さようなら~」「ツバメさ~ん元気でね~」
「社長!ヌクヌクから電話で~す。」
「え?幸せさんが帰ったから、宇宙船で配達できます?」なんのこっちゃ?。「助けを求めないで~」
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